コラムTOP>第10回「対談!忍者増田さんをお招きして!」その1
第10回コラム
「対談!忍者増田さんをお招きして!」その1
J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!5
ディレクター 馬場 保仁

都内某所って、いうよりも、セガですけれど(笑)師走時の忙しいときに明らかに目つきの「面白い」人がサカつくチームの様子をうかがっている…あっ!忍者だ!!
で、でも、丸見えだ…。たぶん忍び込んでるつもりだ…。ちょっと声をかけてみよう。

--馬場:
あの〜、何か御用ですか?

-忍者増田:

え?サカつくの開発チームはここですか?

馬場:そうですけれど、なにか?って、忍者増田さんじゃないですか!?

増田:
えっ…そ、そうですけど…。ここに最新の「サカつく」があると聞いたので忍び込んできたのですが…見つかったのならしょうがない。おとなしく最新のサカつくをみせるでござる! というか、やらせてくださいm(__)m

馬場:え〜っ!すごく低姿勢っ!! せっかくお越しいただいたので、どうぞ遊んでいってください。でも、せっかくですから、まずは、お話させてくださいね。

と、このコラムも趣きをかえてサカつく好きフリーライター「忍者増田」さんをゲストに迎え、今回次回と2回にわたって、対談形式で「サカつく5」と「サカつく」に関する想いを語り合ってみます。

まずは、第一回の今回は、増田さんのJリーグに対する想いと関わりについて、そして、
「サカつく」シリーズについての印象などを話していただきました。

忍者増田プロフィール

「職業は忍者」と言い張っているが、多分ただのフリーライター。忍者の格好をするのが大好き。サカつくに関しての知識は特筆すべきものがあり、「知らないこと以外は全部知っている」と豪語するほど。サカつくの攻略本を何冊か執筆した経験あり。


馬場:増田さんは、Jリーグの試合を、年間でかなりの回数、観戦されると聞いたのですが、実際にいつ頃からそんなに熱心に観戦されているのですか?

増田:
Jリーグ元年からですから、もうあしかけ十数年以上になりますね。とあるクラブを熱心に応援しています(笑)。もう、拙者から「Jリーグ」を取ったら何も残らないというくらい好きです!

馬場:それは凄いですね。それまでもサッカーは好きで観戦されていたんですか?

増田:
いえ、拙者は本当に典型的な「Jリーグサポーター」だと思いますよ。キャプテン翼の世界でしかサッカーを知らない人間だったんです(笑)。ある日、拙者の生まれ故郷に プロのサッカークラブができて、世界的にも有名な選手がクラブに加入して、これほどのエンタテイメントがあるか!?というくらいのものが提示されたわけです。しかも、地元愛をフルに発揮して、無償の愛というか忠誠心を尽くすことのできる対象が、目の前に現れたわけですよ。極端な話をしてしまえば、それがたまたまサッカーであっただけで、自分的にはバレーボールでも卓球でも何でもよかったのかもしれません。当時は、サッカーというスポーツが日本ではそれほど人気があったというわけでもないですしね。とにかく、「サカつく」じゃないですけど、「地元にあるオラがクラブ」という事実が一番大切なことでしたね。当然、今ではサッカー自体も好きになりましたし、他のクラブの選手のことも少しは分かるようになりました。 なんせ、試合を見に行けるときは、ほぼ毎週観戦にいってますからね。ただ、拙者の中には、「サッカー好き」である前に常に「地元好き」というのがあります。
もう、拙者から「地元愛」を取ったら何も残りません!

馬場:(ボケをスルーして)なるほど。地元愛ですか。Jリーグの方が聞かれたら大喜びされそうなコメントですね。でも、増田さんのような熱心なサポーターを多くつくれていることがJリーグの歴史の偉大さであり、そういう方を1人でも多く増やしていくことが、百年構想の目標なんでしょう。そして、長期スパンで各クラブ、各自治体、さらには、選手や、サポーター1人1人が、手をとりあい、スポーツを通して愛着のある町をはぐくんでいくことが大切なんでしょうね。ですので、我々も「サカつく」を作ることで少しでもサッカーに、Jリーグに関心を抱いていただき、日本のサッカー文化に貢献できるように努力したいですね。 さて、話が少しずれました。そろそろ、「サカつく」に関する話に移っていきましょうか。

増田:
あ、批評的なところは難しいかもしれませんよ。拙者は、Jリーグの選手が登場してくるキャラクタゲームというだけで、「楽しい!」って思えてしまう人間ですから(笑)。

馬場:いえいえ、まずはそういう話ではないです。増田さんくらいJリーグを見てこられると、良い時も悪い時も込みで、愛するクラブの成長というか変化をご覧になってきたと思いますが、その実際の世界と「サカつく」のイメージが被るところって何かありますか?

増田:
実際のクラブの盛衰というか、うまくいっている時とそうでなくなる時の移り変わりというか、選手の代替わり・若返りというところは、凄く「サカつく」をプレイしててリアルさを感じますね。あと、有力選手を獲得したはいいが、クラブの戦術になかなかフィットしないというのも、実際でもよくありますよね。「サカつく」的にいう、「ああ、連携線がまだ伸びてないからなぁ」というところでしょうか。だから「サカつく」では、いきなり有力選手を入れ替えるとか、選手の高齢化にあわせて一気に何人も入れ替えるのではなく、才能ある若手を我慢して使っていき徐々に入れ替えていく…というスタイルで遊んでましたねぇ。

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