2年半ぶりのJリーグ版の『サカつく』ということで、楽しみにしていただいている方も
多いと思います。開発一同、現在、最後の追い込みをかけております。ご期待ください。
このコラムでは、開発にあたっての考え方や、裏話的なものを中心に、時には、開発スタ
ッフのおススメする書籍などの紹介も交えながらお伝えしていきたいと思います。
まず、今回は、『サカつく』シリーズがお好きな方であれば、既に読まれている方も多い
のではないかと思われます書籍をご紹介いたします。
「サッカー株式会社」
著:クレイグ・マクギル
訳:田邊 雅之
単行本: 295ページ
出版社: 文藝春秋 (2002/01)
ASIN: 4163581804
タイトルからして、『サカつく』っぽいと思われませんか?(笑)
原著は、2001年の著作ですので、少し古いのですが、サッカービジネスに関して、イング
ランドサッカーを中心に書かれている本です。クラブ経営における、収入の仕組みなどが
細かく、面白く書かれており、サッカーファンであれば、ちょっと分量は多いですが楽し
く読めるのではないかと思います。
Jリーグは、ここで語られている「危機」とは別のものを、堅実に乗り越えてきました。
「百年構想」と「地域密着」そして、それを基盤にした「健全経営」をどのように行って
いくのか?を各クラブ、Jリーグが真剣に考え、対応したことによって、今の健全さがある
と思います。今年9月には、2005年度のJリーグ各クラブの経営情報も開示されました。
このオープンで、ガラス張りの経営体制を引いていこうとしているからこそ、健全さを
保てているのだと思います。
ただ、『サカつく』においては、リアルさも重要ですが、お金がないと、いろいろなこと
ができなくて楽しくないですから(笑)、このあたりの調整は難しいところです。
それでは、今回は、これくらいで。また、次回に。失礼いたします。