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第16回コラム
「最終回」
J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!5
ディレクター 馬場 保仁

3ヶ月にわたって続けてまいりましたこのコラムですが、いよいよ、最終回をむかえました。数多くの方に支えられて、この「Jリーグプロサッカークラブをつくろう!」というゲームは成り立っています。サッカークラブの運営になぞらえ、ゲーム作りのチーム運営に関して語らせていただき、最後としたいと思います。

サッカークラブであれば、究極の目的は、やはり「勝つこと」だと思います。
この「勝つ」という目的に対して、どのような手段を講じていくのか? というのが、クラブマネジメントだと思います。

監督、選手、スタッフなどの有能な、フィットする人材を集めること
今いる人材を有効に活用して、最適な配置、無駄のない仕事のアサインをすること
限られた予算内での行動
より多くの方に関心をもっていただくための宣伝活動
選手たちが快適に、最大の力を発揮できるための環境づくり
などなど

運営に携わっておられる方々が腐心されていることは、多岐にわたると思います。

ゲーム作りも、もう少しコンパクトではありますが、やはり、スタッフの業務は多岐にわたります。目的は「面白い、楽しいゲーム」を開発し、結果「売れる」ことです。

わたしのようなディレクターがチームの戦術や勝つための方法を考える監督に位置するのであれば、お金の管理やスケジュールに関して考慮するGMのような立場にあるのが、プロデューサーです。
また、雑誌にアピールしたり、このようなWEBページを構築したりしてソフトウェアを露出させていく役目をになう、広報のような立場にあるのがパブリシティ担当です。
また、TVCFを考えたり、販売促進用のグッズや、ポスター、カズさんの起用を決定したりと、売るための作業を担当していくのが、宣伝です。
これ以外にも、Jリーグをはじめ、スポーツゲームである以上ライセンサー様に色々と許諾をいただかなくてはいけないことが多くあります。企画意図をお伝えしたりゲームとして表現したい内容の説明をさせていただいたり、それこそ、使用させていただきたい選手のリストを頂戴したり、と多種多様の仕事をやりとりしてくれるライセンス担当窓口の人間がいます。

あとは、当然ではありますが、サッカーでいえば選手にあたる、ゲームを開発しているスタッフが数多くいます。企画、デザイン、プログラム、サウンドなど役割はいろいろとわかれています。そして、サッカーでいう裏方さんにあたる部分にもたくさんの人が動いてくれています。たとえば、ソフトウェア開発にはバグというものが開発途上で、発生いたしますがこれをチェックして会社として品質を保証するためにクオリティ管理のためのバグチェックをしているチームも存在いたします。ホペイロとはちょっと違う感じではありますが、大切なパートナーです。

サッカークラブを運営するのにも、数多くのスタッフがいて、花形である選手たちが、生き生きとプレイできるように支えてくださっているように、ゲーム開発においても数多くの人々に支えられて開発スタッフはゲームを作成しています。

また、サッカークラブが数多くのサポーターに支えられているのと同様に、われわれ、サカつくチームも、数多くのファンの皆さんに支えていただいております。

ファンの皆さん、開発以外のスタッフの皆さんに支えられてできあがりました、最新作の「Jリーグプロサッカークラブをつくろう!5」です。ぜひ、お楽しみください。

拙い文章でながきに渡り書かせていただきましたこのコラムですが、今回で終了となります。皆さん、ありがとうございました。また、何かの機会でお目にかかりましたときには、よろしくお願いいたします。

失礼いたします。

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