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第5回コラム
「留学」
J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!5
ディレクター 馬場 保仁

コラムも第5回。毎回、「今回はどんなテーマでお話して、本を紹介しようか」と考えま
すが、そのたびに「サカつく」の網羅しているカテゴリーの広さを思い知らされます。
もちろん、「サカつく」というゲームにおいて、

「人事」
「経営」
「育成」

の3つが必ずしも必須要素であるとは思っておりません。どういうゲームデザインをして
皆さんに楽しんでいただこうと思うかで、「大切なものはなにか?」というのはいくらで
も変わってくるでしょうから。「サカつく」とは何か?ということに関して別の機会に、
お話させていただきたいと思います。

とはいうものの、今回の「サカつく5」においては、この「人事」「経営」「育成」の
三位一体となる強化要素は、踏襲しております。久々のJリーグ版であることもあり、
前作の欧州版は手を出せなかったと思っておられる方々から更に距離をおかれて
しまうのは問題が多いと思いましたので。

さて、そんな中、「育成」を細分化したときに「留学」というものがでてきます。
欧州版においては、廃止されていた(期限付き移籍に集約させていた)「留学」ですが、
シリーズを通じてのコマンド名で、わかりやすさという観点から復活させました。
もちろん、プロにおいては、サッカー留学というものは、期限付き移籍以外のなにものでも
ないので、「ゲーム過ぎる」というご指摘をうけるかもしれません。ですが、わかりやすさを
提供することが大切だと思いますし、シリーズとして10年理解されてきたコマンドを
「リアルだから」という理由だけで、ほぼ同義の別名コマンドにすることは、必ずしも
よいことではないと思い、決断した次第です。あくまでも「遊びやすさ」の観点からの
こととなります。(初めてプレイしていただく方や、欧州版からサカつくに入られた方
にとってはどちらでもいいことになってしまいますが)

そこで、今回ご紹介する書籍は、その留学に関してのものです。

タイトル:「イングランドにサッカー留学するための本」
著:遠藤 貴   監修:渋谷 英秋
単行本: 223ページ
出版社: 中経出版 (2002/03)
ASIN: 4806116025

この本は、残念ながら、「サカつく」のようなプロ選手の留学に関しては記されていません。

・プロを目指すアマチュア
・コーチを目指す人
・トレーナーを目指す人

などがイングランドに留学することで、更に上のステップを目指して学ぶことや環境、
手段を紹介している書籍となります。

また、実際に、「留学」を経験された方々のインタビューも掲載されており、体験談を
読むことでより、近いものに感じることができると共に、サッカーの母国イングランド
の懐の広さを垣間見ることもできるように思います。

サッカーに限らず、外国に留学するには、言葉の壁があると思います。海外進出する前に
自分で語学の勉強をしてから臨む方もいらっしゃれば、現地にとんで、そこで日本人のい
ない環境に身をおくことでスポンジのように言葉を吸収されていく方もいらっしゃいます。
自分が得意な、好きな分野であれば、専門用語も多いかもしれませんが、逆にサッカーに
限らず、身振り手振りと、気合でなんとか通じるということかもしれません(笑)

それでは、今回はこれくらいで。

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